佐藤光雄の切り絵日記

オリジナル切り絵創作活動を記載

小泉淳作氏の鳳凰切り絵、やっと完成

東大寺ふすま絵展で見てきた小泉淳作氏の「鳳凰」を元絵にして切り絵を制作するということで取り組んできました。それが本日やっとできました。これは非常に時間がかかりました。赤の鳳凰と緑の鳳凰二つを対比させる図柄にしました。

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東大寺本坊ふすま絵展を見学しました

仙台駅近くのTFUギャラリーで、「東大寺本坊ふすま絵展」が開催されており見学してきました。なんと、身体障がい者なので入場無料でした。妻まで付き添いで無料です。

京都建仁寺の天井に龍の絵を描いた故小泉淳作氏の作品は、桜の絵もハスの絵も見事でした。鳳凰のふすま絵もあり、それについて線画で模写を作成しました。これをどう切り絵にするか思案中です。

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桜の花の切り絵制作

すっかり遅くなって時期外れになってしまいましたが、「桜の花」の切り絵がやっと完成しました。桜の花びら自体は白にしていますが、背景を淡い黄緑にしたので花がくっきりしたと思います。

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韮山反射炉を見学しました

熱海での箸袋趣味の会全国大会は、翌日に27名での観光がありました。その中で伊豆の国市にある韮山反射炉をも見学しました。大型バスでの観光でバスガイドさんからも説明があり、現地でも説明員から教えていただきました。勉強になりました。

明治日本の産業革命遺産として2015年に世界文化遺産に登録されたもの。反射炉とは、17~18世紀にかけてヨーロッパで発達した、金属を溶かして大砲などを鋳造するための溶解炉です。内部の天井がドーム状になった炉本体と、レンガ積みの高い煙突からなります。木炭や石炭を燃やして発生させた熱や炎を炉内の天井で反射させ、一点に集中させることによって銑鉄を溶かすための千数百度の高温を実現するものということを知りました。

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箸袋趣味の会全国大会に参加

私は切り絵の趣味以外に箸袋のコレクションもやっています。4月15日と16日に熱海において、箸袋趣味の会の第54回全国大会が開催され、酸素吸引しながらもこれに参加しました。北は岩手から南は大阪からの40数名が参加して行われました。もう54年も続いている歴史のある趣味の会です。その中で毎回、箸袋を用いた作品展示が行われます。今年は私は、「箸袋でつくる神奈川沖浪裏」を出展しました。北斎富嶽三十六景作品です。

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北斎の4作目切り絵「甲州三坂水面」を制作しました

現在私は「葛飾北斎」にかなりはまっています。北斎作品を切り絵にして制作することを始めて、4作目が富嶽三十六景の「甲州三坂水面」です。ここには逆さ富士が描かれています。この作品には大きな二つの疑問があります。(1)上部冨士の位置と逆さ富士の位置がずれている、(2)上部冨士は夏の岩肌を示す富士だが、逆さ富士は雪をかぶっている。これらは北斎があえてそうしていると考えられます。全体的に明るい作品として仕上げました。切り絵なので木版画とは異なった感じになります。

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新作切り絵の下絵「桜の花」を描きました

桜の花は満開状態です。そこで桜並木ではなく桜の「枝花」を切り絵にすべく、下絵を描きました。実際の切り絵制作はこれからなので、完成した頃はもう桜は散ってしまっているでしょうが。花のおしべ部分などは細かくて大変そうです。

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柴田町桜並木の切り絵

私の住んでいる柴田町は、白石川沿いに並ぶ「ひと目千本桜」で有名です。その桜がまさにいま満開です。たくさんの人でにぎわいをみせています。私も今日は天気もよかったので、花見しながらのひとり散歩をしてきました。桜並木は切り絵にするのが意外に難しいです。何年前の作品か忘れましたが、柴田町の白石川沿い桜並木を切り絵にした作品を紹介します。

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切り絵「サフィニアの花」と額マット

ずいぶん前に制作した作品で申し訳ありませんが、ボカシ入り和紙で配色した切り絵作品「サフィニアの花」を紹介します。黒背景の作品です。写真において周囲の部分は、額縁に入れる場合に用いる厚紙のマットです。私の場合マット用の紙を購入して、作品のサイズに合わせて自分で内側をカットします。このカットが、カッターを斜めにしながら切るので難しいです。

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大人の休日趣味の会3月28日切り絵講座(最終)

2017年9月から始まった「JR東日本大人の休日趣味の会切り絵講座」でしたが、2年半過ぎたこの3月をもって最後とさせていただくことにしました。病気のため酸素吸引が必要な体になって、継続は無理と判断しました。本当に残念でとても寂しいことですがやむをえません。今回のテーマは「福島・山形の建築」「春の花」です。講座概要のホワイトボード写真を示します。受講生には2年半継続の方も多く、みなさんが実力を上げて、素晴らしい作品を制作されていることが、本当に嬉しいことです。

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大量の切り絵額装品保管

これまでの切り絵作品展示会のために準備した、額縁に入れた状態の切り絵作品(切り絵の額装品)が大量にあります。その全部ではありませんが、保管している様子を写真に撮りました。ほとんどがダンボール箱に入った状態です。額縁代としても、これまでにずいぶんお金を使いました。

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新作切り絵「北斎の諸国瀧めぐり」を完成させました

私はこれまでに葛飾北斎の作品2点を切り絵にしたものを制作しました。今回が3点目になります。北斎といえば「富嶽三十六景」が有名ですが、他にもいろいろな作品を残しています。「諸国瀧めぐり」の中の「霧降の滝」は、その水の流れの表現が実に大胆で独特なのが気に入りました。この切り絵制作にはかなり時間を要しました。北斎の元絵と並べて私の切り絵を以下に示します。

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角田市のがぎゅうベーカリーさんで第6回目の切り絵展示をしました

私は、依頼を受けて毎年2月に角田市内にある「がぎゅうベーカリー」さんの店内に、切り絵作品展示をやっています。6年前から初めて今年が第6回目です。2月3日から23日まででした。毎回異なる約15点の作品を展示しますが、作品の搬送や展示の作業は「虹の園」の担当の方(佐々木さん)にやっていただいています。パンを買いに来られた方々に見ていただいています。下の写真は展示様子の一部です。

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大人の休日趣味の会2月28日切り絵講座

2月28日(水)、大人の休日趣味の会の切り絵講座を実施しました。私は可搬型酸素濃縮器を持参してということになりました。なんとか無事に終了できて一安心です。

今回のテーマは「文字を切る」「世界の紋様」「雪景色」「仙台の風景」と盛りだくさんで、私が準備した制作下絵もたくさんの量になりました。講座の概要を示したホワイトボードの写真を以下に示します。

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